秋雨は、とても寒いですネ…。

今でも あなたを想っていると
c0185858_14552798.jpg気付くのが 怖かった

紅に染まり始めた木々は
心をも切なく 染めていく

この想いと共に 生きて
この想いと共に 死ぬのだろう

もう あなたに
告げることも できないままに

とめどなく こぼれる涙は
あなたを想う心と
少しばかりの罪悪感を
優しく 浄化する

今でも 想っていると
告げれば あなたは

今でも 想っていると
言えたら 私は…

この想いは いつか
思い出になると
信じていたかった。


 
   今日は、全国的に雨らしいです(北海道では雪らしいですが)。…非常に、寒いです。
昨日の時点での今日の奈良の最高気温10度、最低気温5度。ただ今、使い捨てカイロと電気ストーブが私を守ってくれています…。
こんな感じの気温ですので、少し風邪気味で最近復活してきたのですがやはり、喉がなんだかモヤモヤしています。そろそろ乾燥する季節です。
わが街も、いろんな学校が新型インフルエンザで休校、学級閉鎖が相次いでいますが、みなさんは大丈夫ですか?


   先日、「そういや紅葉狩りの季節だなぁ…。紅葉と言えば清水寺、段山神社、長谷寺に…」と考えておりました。学生出たての頃、親友たちと清水寺に行きました。キレイだったのですが、大混雑の大行列でした。段山神社は2年ほど前に、祖母たちと行きました。ここもまた大混雑とちょっと悲しい思いをしました。長谷寺は春行って、秋もいいなぁ…と思っていたのですが、混んでるんだろうなぁと思ってしまい、なんとなく気が進まない。混んでたっていいんです。何が困るって駐車場がないってことに困るんですよね。んじゃ車で行くなって話しなんですけどね(苦笑)
c0185858_1446195.jpgで、いろいろ考えていると。「紅葉」といえば「竜田川」、「竜田川」といえば「龍田大社」。そういえば「龍田大社」に行ったことがない!!思い出し思い立って行ってきました。
 ところでなんで「紅葉」=「竜田川」というかといえば
「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 
              唐紅に 水くくるとは」  在原 業平
{歌意}竜田川が紅葉を浮かべ、真っ赤な色に水を絞り染めにしているなどということは、はるか神代のこととしてさえも、聞いたことが無い。
を思い出したからです。
 
 
 龍田大社は奈良県の生駒郡三郷町というところにあり、斑鳩、法隆寺の近くらへんにあたります。平日の午後、しかも寒空、曇り空だったからでしょうか、駐車場も空いているし、境内にはひと気がありませんでした。
この龍田大社は風の神様を祭られているらしく、お社もなんだか不思議な感じ。ここで一枚、と思ったのですが、やはり不思議な雰囲気漂う境内に、ほんとにバチが当たりそうなので止めておきました。
さてさて、「竜田川」へ行ってみよう、ってなったときでした。c0185858_14464360.jpg
以前にもお話しましたように、大概私は、思い立って出かけてしまいます。前日の夜、布団の中でとか、その日の朝だとか。今までは大体何とかなってきたのですが、今回はそうも行かず、ちゃんと調べるべきでした。
軽い気持ちで近くにあるだろうと思いきや、歩けど歩けどそれらしい川は見つからずしかも、急な坂道。
手持ちには大まかな地図のみ。寒さと、坂道と、初めての場所、しかもひと気なしに心折れて、駐車場に戻って着てしまいました。
あとで、ネットで調べたらもう少し頑張って下ったところに川はあったようです。しかもちゃんと公園として整備されていたようでした…。
今回の写真は、そんなことも露知らずの時に撮った「龍田大社」での写真です。
大社も紅葉がキレイで、境内の周りには何本かの紅葉が色付いていました。それでも全体的に色付いているわけではないようで、幾分か緑のままの木も残っていました。

 ところで、この在原業平のお話。c0185858_14472516.jpg
古典「伊勢物語」の主人公ではないかと言われている方ですが、大変、恋多き方だとも聞いたことがあります。この「ちはやぶる~」という歌も、今は天皇の后となってしまった昔の彼女の前で歌った歌だったようです。
調べたところによりますと、藤原のお嬢様と恋に落ちた在原業平。けれど、そのお嬢様は天皇に嫁ぐことが決まっていた人。それでも離れられない二人は、駆け落ちをします。
夜露に輝く光を見てキレイだとつぶやく彼女を背に必死で逃げる業平。けれど雨が降りだし、雷が鳴り行く手を阻まれます。朽ちかけた納屋を見つけ彼女をその中で休ませ、自分は外で見張りをしているときでした。
雷の音に、彼女の悲鳴はかきけされてしまったようで、後を追ってきた彼女の兄たちの手によって、彼女は家へと連れ戻されてしまいます。
異変に気付いた業平は、扉を開けるが彼女の姿はなし。「鬼に食べられてしまったのだ」と嘆き悲しむのでした。
その後、后となった彼女に呼ばれて参内すると、そこには竜田川と紅葉が描かれた屏風が。当時は屏風に歌を載せるのが流行っていたようで、彼をそれを詠まされた、ということだったようです。それが「ちはやぶる~」という歌です。
…そういば昔、学校で「伊勢物語」をやったときこのお話の部分、授業でしました!!
「芥川」だったか、「白玉」だったかそんな感じの名前だったような…。
この在原の業平さん、高貴な身分なのにお役にもつけないし政治にも関われないという、悲しい定めを負っていたようです。しかし、この駆け落ち事件以後、さらに都に居づらくなったらしくそのご放浪の旅にでたそうな…。

 私は、こうして「詩」を書きます。どなたかに教わったわけではないけれど、勝手に師と仰ぐ「やなせたかし」さんが「思うままにかけば、詩になります」と仰っていたので、その通りにしています。c0185858_14563888.jpgいつも思うのですが、俳句、短歌というものはすごいですネ…。昔、百人一首などの、「歌」というものは世界で一番短い歌なんだと、教わったことがあります。
この31文字の中にちゃんと世界観があって、思いを表しているからだそうです。すごいですよね…。
 私もやはり、書きながら言葉を選ぶんですけどね、長すぎると説明文みたいになっちゃうし、短すぎると自己完結してしまって意味が分からない。で、悩むんです。
昔の人は、それを31文字に託していろんな歌を歌ったり、思いを届けたりしたんですよね。
それに、お公家さんだけじゃないですからね、歌を詠んだのは。
万葉集には「防人」や「詠み人しらず」という歌もたくさんありますもんね。それに、歌を届けられた側もちゃんと歌の意味を分かってないといけませんからね。やっぱり昔の人って、スゴイなぁ…。いや、昔の人だけじゃなくて今も、短歌や俳句をされる方ってスゴイなぁと思うんですヨ。

   いつの時代でも、どんな場所にでも、気持ちを歌にするってことがあるって素敵ですネ。
嬉しいとか、悲しいとか、感動したとか、悔しいとか形や雰囲気は変わったけれど、歌にして思いを伝えるということはそれこそ、万葉集の時代からしてきたことなんですネ。それは、日本中だけじゃなくて、世界中にあること。動物や植物だって歌っているといいますしね。
誰かが言いました「歌は無くても、生きていけるんだ」と。確かに生きていけるかもしれないけれど、人間らしく私らしく生きていくのに歌は必要だと、 寒空の下、出会えなかった竜田川も紅葉に思いを馳せながら一人「紅葉」を口ずさむのでした。

いろいろ写真館:入り口

                   ところで、あなたは…。

                         ~ゴン~
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by kawagonta_y | 2009-11-17 15:34 | いろいろ便り | Comments(9)
Commented by hiroro_photo at 2009-11-17 22:34
素敵な詩をどうもありがとう(^^)
ごんちゃんは、詩人であり作家でもありますね~
あなたの思いがこころの奥底まで浸透してきました♪
Commented by hiroro_photo at 2009-11-19 00:28
ゴンちゃん、こんにちわ~コメントありがとうございます(^^)

休日は明日香村を散歩しています。
古民家カフェ「ひょうひょう」さんでお会いしましょう♪
この次は、11月23日(月)勤労感謝の日の午後伺う予定です。
「ウラちゃん」いますか~?ってカフェのオーナー(巽さん)に聞いてみてください。僕は気さくな人物ですから(⌒-⌒)ニコニコ...

Commented by kawagonta_y at 2009-11-19 11:35
hiroroさん☆
こちらにも来て下さったのですネ、ありがとうございます。
いえいえ、詩人だなんて!しかも作家だなんて!!
説明下手でよく相手を混乱させてしまう私なのに、こうして文章を拙いながらも書けているのが奇跡のようです(^_^;)
でも、とても嬉しいです、ありがとうございます。

「ひょうひょう」さんは雑誌にも載っているくらい有名なカフェですよね!!
しかし、すみません。実はここしばらく、なんやかんやで忙しく、伺えそうに無いのです(T_T)
せっかくお誘いいただいたのに、ほんとにすみません。
また、時間が出来たら必ず伺いますヨ(^o^)/
そのときは是非、よろしくお願いします(^-^)
Commented by つぐみ at 2009-11-19 15:18 x
色とりどりで綺麗。
自然が生み出す色は何とも言えないですねv
Commented by mifuri at 2009-11-20 12:47
寒くなってきましたよね(>_<)
苦手な季節がやってきます(T_T)

でも寒い所の方が紅葉は美しいですよね…♪

体調はいかがですか?
うちは期末試験も近いんですが、月末のイベントのために
睡眠を最優先にしてます(^^;)


それにしても…いつかはうちの娘達も全てを捨てても
構わないと思うような恋に出会うんでしょうか…。
若かった頃は駆け落ちする方の気持ちしかわからなかったんですが、
今は追いかけて連れ戻す家族の気持ちもわかります(^^;)
Commented by kawagonta_y at 2009-11-22 14:58
つぐみさん☆
ありがとうございます♪紅葉がとってもキレイな季節になりましたね。
これが過ぎちゃうと、ちょっと寂しい季節ですが…。
ほんとに自然には適わないですよネ。
絵や物づくりでどんなに自然に似せようと思っても、あの色や形にはなりません。そう思うと、ほんとに自然は神秘です(^-^)
Commented by kawagonta_y at 2009-11-22 15:08
mifuriさん☆
ほんと過ごしやすくていい季節ってあっという間ですね…(-_-)
すでに寒くて手が動きにくいです(^_^;)
ありがとうございます!おかげさまで無事、体調も良くなってます!!
きっとたくさん食べて、よく寝てるのが効いてますね(^_^;)
おぉ、そうですね、期末テストの時期ですネ!!
いやいや、テストのためにも睡眠は大切ですヨ(>_<)b

娘さんたちもきっと、もうすぐそんな大切な人に出逢えますよ♪
できれば、全てを捨ててほしくないんですが…。
しかし私も、全てを捨てて…という恋をするのかと思いきや…(-_-)
いや、まだわかんないですけどね(>_<)0
けれど、家族としては応援してあげたいような、引き止めたいような…難しいですネ。幸せになってくれたらそれが一番なんですけどね(^_^;)
Commented at 2009-11-26 11:13
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kawagonta_y at 2009-11-26 20:29
こんにちは!!
ありがとうございます♪
今日、ようやく荷造りをし始めました(^_^;)
荷物はまだ出来てないのに、気持ちだけはドキドキしてます♪
ヤッタ~!!二日とも出演されるんですネ!!
嬉しいです!たっぷり楽しみますヨ(>_<)b
私もお会いできるの楽しみにしてますね!