日本を飛び出してイタリアへ行ってきました。 その3

c0185858_21505838.jpg雨が再び 肩を濡らし始めた
冷たい空に向かって 傘が咲きだす

この窓の向こうは 
たくさんの 国が飛び交う
一つの言葉も上手く扱えない私は
遠く離れた 異国人

いつか「あなた」と
話してみたい
他愛の無い話でいいから
「あなた」と私のコトバを 話したい

辺りにパスタの茹で湯の香りが漂う
そろそろこの国は 
長いランチタイムに入る時間。 


 今日無事、姉が復帰しました。本人はいたって元気。私と母も、元気。…潜伏期間ってどのくらいあるんですかね?今週くらいは用心した方がよさそうですネ…。ちょっと心配。でも、罹るなら罹ってくれたほうがスッキリするんですがね…。みなさんは大丈夫ですか?できれば健康的でいたいけど、この季節は何かと病気が多いので、お気をつけ下さいネ。

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  さて、今回もイタリアのお話です。
 私は学生の頃「国際人間学科」といういかにも英語話せそうだけど、何する学科?ってところにいました。アジア圏からの留学生も多く、他の大学では英語以外に第二外国語というのがあるのですが、私の学校はありませんでした。なので、外国語は英語のみです。だからと言って、英語は…話せませんし、読めても読解できませんし、書けません…。
あのころは、何とかなるし無くてもいいかな?なんて位思っていました。今から思えば、もったいないことしたなぁ…と思っています。
 イタリアに行って、つくづくそう思いました。添乗員さんやガイドさんは当たり前かもしれませんが、イタリア語や英語を話される。…いいなぁ…私も話せたら、楽しいだろうな…、と思ったんです。チャンスはいつだってあったのに人間(いや、私がかな?)その問題に直面しないと、実感というか大切さがわかんないですネ…。
 ジェスチャーでなんとかなりそうだけど、やっぱり単語くらいわかっている方がいい。伝えたいのに伝わらないもどかしさがやっぱりありました。同じ言葉を話す人だって、伝わりにくいのに…。きっと、少しでも話せたり理解できたら、もっと楽しいのだろうな…っていうか、自国以外の言葉が分かるってどんな感じなんだろう?といろいろ考えていました。c0185858_23282548.jpg
しかし、他に感じたこともあります。本気で覚えたいなら、海外で住むのが一番早いかもって。そして、英語って実は一番分かりやすいんだということでした。
 テレビを見ていますと、やっぱりイタリア語。どのチャンネルもイタリア語。初日には、なんだか捲くし立てられてるみたいに感じていた物も、だんだん慣れて最後には普通になっていました。やっぱり、こうして覚えて馴染んでいくんですネ…きっと…。
 英語は分かりやすいっていうのは、イタリアの人が話す英語は、やっぱりちょっと癖がありました。普段から聞きなれないのにさらに分かりづらい。関空に戻って電車に乗ったとき、車内アナウンスで英語バージョンが流れてきました。意味はちゃんとは分からないけど、聞きやす!!分かりやす!!また馴染みがあるからでしょうね、新たな発見でした。英語ってすごいんですネ…。
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私が行った学校で出逢えたのが尊敬しています宗教学者、山折哲雄先生でした。「僕は外国へ行った時、自分の国についてたくさん聞かれた。文化、宗教、宗派。僕はね、すぐに応えられなかったんだよ。自分の国を知ってこそ、真の国際人と思うんだ。」と。先生はもう、忘れられたかもしれません。けれど、私にはとても心に残るお言葉でした。
 今回、ミラノで買い物をしているときでした。お店のおじさんが英語で「どこから来たの?」と聞きました。私も友人も奈良出身ですので、「奈良から」と言ったんですネ。するとおじさん「ん~東京?」と言って言葉を濁しました。その顔を見た私たちは「京都知ってる?」と言うと「ん~」とまたもや渋い顔。「大阪知ってる?」と言うと「オウ!大阪!知ってる!!」と嬉しそう。なので「大阪の隣り!」というと納得していました。
 そんな物なのですネ…奈良や京都って世界的に有名だと思っていました。年々、奈良にくる観光客が減っているということも分かる気がします。どんなにいいものがあっても、知らない方がいらっしゃったら、来てくださらないですよね…。ちょっと実は、ショックだったんですヨ。けれど、おじさんにどんなとこ?って聞かれても答えられなかったかもしれません。まだまだ、国際人には程遠いですネ、私。

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 旅の終盤、6日目は、ナポリポンペイへと行ってきました。
こちらはオプションツアーでしたので、申し込みされなかった方は自由行動です。なので今回は少人数です。
 ポンペイは2000年ほど前、ヴェスヴィオ火山の噴火によって姿を消した街でした。日本が弥生時代だった頃、街を整備し、公的機関、商業、建築、宗教などをしっかり持った都市でした。それが、火山の噴火によって跡形もなく埋まってしまい、1748年に発掘されるまでその存在は忘れられていたのでした。
 ナポリは港町ですが、車も多くとても混雑していました。高台のお城からナポリ湾を一望したのですが、晴れていたらもっときれいだっただろうなぁ…。
 最終日、ホテル周辺にあるコロッセオにもう一度、行ってきました。朝からあいにくの雨。傘を差しつつ行ったのですが、広い!!大きい!!回り切れない!!でした。午後にはもう空港へ向かわなければ行けなかったので、早足でしか見ることが出来ませんでした。
今回も「いろいろ写真館」で詳しく書きましたので、よろしければそちらをご覧下さいネ。
 今日の写真は、コロッセオでの一枚。コロッセオ内部から外の景色を見た感じです。赤い傘の持ち主はどこかの国のお嬢さんだったように思います。実は、傘を差しつつの状態で写真撮影。靴の中まで雨が染みてきていて、まるで小学生に戻ったみたいでしたヨ。二枚目、三枚目はポンペイとナポリから見たヴェスヴィオ火山です。こうしてみるとほんとに大きな山だったことがよく分かります。4枚目はコロッセオ中央内部。5枚目がヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。そしてもう一度、コロッセオです。
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 あっという間の旅でした。毎日が目新しく、けれどどこか懐かしい。そんな日々を送っていました。自分の世界しか知らなくても、それはそれでいいかな、なんて思っていたけれど、こうして国内外の旅を重ねるうちに、いろんなところに行っていろんな方と出会い、新しい世界を知ることの楽しさや大切さを知ったように思います。
「温故知新」それは、私が好きな言葉です。テーマパークでないところを旅行すると、それをよく感じます。昔を知ると、新しい事が発見できる気がします。今回の旅もいろんな角度から、たくさんの刺激を与えてもらえたそんな旅でした。
またいつか行く機会が出来たら、ゆっくり行ってみたい場所の一つになりました。

  いろいろ写真館:ナポリ・ポンペイ
             コロッセオ周辺

                      ところで、あなたは…。

                           ~ゴン~ 
     
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by kawagonta_y | 2010-01-19 00:21 | いろいろ便り | Comments(4)
Commented by mamaten at 2010-01-20 01:52
こんばんわ イタリア紀行、楽しく読ませてもらってます。
私はアメリカ以外行ったこと無いけど、姉はヨーロッパしか行ったこと無くて、数年前には姉一家と実家の両親も引き連れてイタリア、スペイン、フランスへと行って着ました。
両親達には、およそ洋食が不安だろうと思っていたのですが、如何せん、好奇心大せいな両親は食には困らなかったようです。
で、本場のフランスパンは美味しい!!と絶賛していました。
本当はスペイン料理が一番気に入ったようです。
とにかく世界は広いし、大きいですよね。日本を飛び出すと実感します。
旅は食と結びついて、舌に記憶が残るような気がします。
本場のイタ飯、ゴンさんの舌にはどのように残ったのか楽しみです。
グルメ編も期待してます^^
Commented by kawagonta_y at 2010-01-25 14:27
こんにちは~!!ほんとに日本でも広いな…って思うのに、世界はもっと広いですネ(*_*)
あ、イタリアのパンもおいしかったですヨ!!あとね、肉製品。サラミとかハムとかも美味しかったですヨ!!
今回の旅行も決めるとき、もしヨーロッパがダメだったとしても、ご飯の美味しいところにしようと友人と言ってましたからね(^o^)0
ほんとにご飯は、合わない人は旅自体が辛いみたいですよ。確かに、ご飯は旅の楽しみの一つでもありますもんね。
本場のイタ飯はね…普通でした(^_^;)ただ、何の料理なのかちゃんと説明してもらえなかったので、皆さん首かしげながら食べていたから余計、美味しい物も「普通」に感じたのかもしれませんネ。
Commented by mifuri at 2010-01-26 12:26
こんにちは!

イタリア旅行レポ、今日ゆ~っくり読ませて頂きました(^^)

水浸しのベネチアの件、さすが強運(!?)のゴンちゃん!
って、PCの前で微笑んでしまいました(*^_^*)

それにしても、やっぱゴンちゃんの写真は綺麗!!
自然は瑞々しい、建造物は重厚な雰囲気がストレートに伝わって、
引き込まれました(*^_^*)♪♪

色んな出会いを体全部で受け止めて、吸収してきたんでしょうね♪
細胞の中にイタリアの空気を詰め込んだ、「NEWゴンちゃん」に
また会えるのを楽しみにしてます♪

それにしても、「沖縄が呼んでる!」とおっしゃったお友達も
けっこう気になります(^_^;)

私自身が新婚旅行を「高村光太郎の乙女の像が呼んでる!」と、
十和田湖に決めたんで☆
Commented by kawagonta_y at 2010-02-01 17:21
こんにちは~!!
ベネチアの件、ほんまに自分でも笑ってしまいました(^_^;)
年に数回しかないと聞くまでは、「しょっちゅうあるんやったら簡易道路も大きく作っといてよ!!」って文句言ってたんですけどね。まさかの事実に我ながら「やっぱり強運やワ」と笑ってしまいました。

写真、ありがとうございます!そう言って頂けるなんて、嬉しいです(>_<)
8日間の旅行で撮った枚数がなんと1180枚でした…。でもほとんどちゃんと撮ったつもりがボケてたりしていて、残った数少ないモノ達です(^_^;)

mifuriさんも「乙女の像」に呼ばれたのですネ☆
この友人、ほんとにおもしろい人です。「沖縄」のときは、旅行行こうってなったとき真顔で「なぁ、ゴンちゃん、沖縄にしよ。なんかわからへんけど沖縄が私を呼んでる」と言いましたから。
普段はホワ~ンとしたお嬢さんなんですが、何かを見る観点が私とちょっと違って面白い人です♪

「NEWゴン」になった(…はず)の私で、またお会いできるの楽しみにしています(^o^)/