春一番が…吹き荒れています…。

夕闇は夜へと移ったc0185858_16365338.jpg
空は 春
吹く風は 冬の名残り

一つ目の松明に
目を奪われて
二つ目の松明に
心奪われたら
あとはもう
ため息をつくだけ

闇を焼く炎は
心も焦がし
煙る空は
二人の行方を暗示する

参道の人混みを離れて歩き出す
あなたの心も知らないで
なぜ 次があると 
思うのだろう
僕の心も伝えないで
なぜ 次があると 
言えるのだろう

あなたとの時間を失いたくない僕は
あいまいな言葉を探る

走り去る修行僧よ
懺悔すべきは
僕かもしれない。



   部屋に居るといいお天気ですが、外は春一番が吹いていろんな物が飛んでいます。
洗濯物も、空っぽの鉢とか葉っぱとかいろいろ。いいお天気なんですけどね…。
花粉症ですからね…鼻ムズムズするし、頭がボーっとするのでちょっと辛いなぁ…。
いい天気なのに外にも出れず、いや、出ずに引きこもっている私ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?

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先週の天気予報では、今週は再び寒くなるらしい…。でも、今日はいい天気です♪やっぱり「お水取り」が終われば春ですネ。
その「お水取り」に最終日の14日、行ってきました。以前、「ゴンちゃん、私は奈良好きやで」と言ってくれた友達と、初めての「お水取り」です。
 「お水取り」とは俗称で、ほんとはお祭りではなく「東大寺」にある「二月堂」で行なわれる「修二会」(しゅにえ)という法会です。この始まりは752年となってまして、今年で1259回目だったかな?正式名称は「十一面悔過法」(じゅういちめんけかほう)と言いまして、日常犯している過ちを、本尊の十一面観音の前で懺悔するということだそうです。昔の懺悔って言うのは個人の単位ではなく国家単位だったため、天下泰平、五穀豊穣を願う宗教行事として確立されたようです。
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 この「修二会」は実は一ヶ月にも及ぶ行事でして、「練行衆」(れんぎょうしゅう)と呼ばれる選ばれた人たちが普段の生活を断ち切って行ないます。2月の20日から始まり29日まで本行の準備をします。そして3月1日から本行が始まりその中の一つが人々の煩悩を焼き尽くす「だったん」と呼ばれる「お松明」だそうです。
 この「修二会」、普通の行事と違うのが、仏教ですが神々の名を読み上げて奉納するということもします。
そいういった今ではすっかり神仏が分けられてしまっているけれど、奈良時代には同じように敬っていたということが分かる貴重な法会の一つだと言われているようですよ。
 なぜ「お水取り」という名になったのか、ですが。その神々の名を奉納するというところからきているようです。昔、神名帳(じんみょうちょう:神々の名が記してあるもの)の奉読に応じて神々が二月堂に集まる中、若狭の遠敷明神(おにゅうみょうじん)だけが釣り好きで遅れてしまったそうです。遅れてやってきた明神は行に感激し、閼伽水(あかすい)を献納すると言われると、二羽の鵜が飛び出し、その下から香水が湧き出したそうです。
それを閼伽井とし、毎年2月の12日にこの香水を汲んで、本尊の観音にお供えすることから「お水取り」というようになったそうですよ。…なるほどな…。

 この「修二会」は752年に始まって以来、一度も途切れることなく続いているそうです。
応仁の乱も、戦国時代も、東大寺が焼けてしまったときも2度の世界大戦も潜り抜けて、ただ人々の懺悔と平和を願って行なわれてきたそうです。いつも思います、ここまで人の心って深いんだなって。やらなくてはならない、だけではできないこともあると思うのです。あまり信仰心が深くない私にとって、ただただスゴイなぁとしか言えないのです。
だって、この行はそんな生半可な気持ちでではできないことですヨ。それが仕事じゃないかと言ってしまえばそれだけですが、それでもスゴイ!!
何かを深く思い続ける心は、どんな物にも強くて、あらゆる物を動かすのですネ…。

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 二月堂に着いたのは午後5時40分ごろ。夏に一度来たことがあったので、そんなに混むほどの狭さじゃないと思っていたのが間違いでした。…舞台、見えません。スゴイ人です。
この「お松明」は1日から14日まで毎日、焚かれます。ただ、12日は「籠松明」(大松明)、14日は10本一度に並ぶって事で混むようです。各地からもいらっしゃっているようでしたよ。観光バスも多かったし。
待っている間、暇な私たち。友人が「なぁゴンちゃん、奈良県の外国人皆集めたん?ってくらい外国の人多いな…」って言うんでよくよく見ると、確かに多い!!海外の人にはどんな風にこの「修二会」映っていたのだろう?
 
 今日の写真は、その「お松明」の写真。なにせ素人ですしね、カメラも家庭用です。…すみません、これが精一杯です・・・。ちょうど10本揃った頃かな?ちなみに一本6mほど、重さ40キロほどあるそうですよ。
次の写真は、夏に行った頃の二月堂。ほんとはこんな感じです。
三枚目はそろそろ始まるよって頃です。左端に移ってる黄色い服の子のすぐ隣りの細い回廊を、松明を持って登っていかれます。
最後は、火の粉を振り落としているところ。やっぱりね、生で見たほうがいいですヨ。お祭りではないので、行が行なわれている間は歓声以外ほとんどありません。10分か20分くらいで終わってしまうのですけどね。
 
 ずっとわが街が奈良市から遠いって事もあり、ほとんど触れずにいました。けれど、少しずつ目を向けると知らないことだらけ、もちろんのこと奥も深い。もっと小さい頃から、触れていたらそんなに、奥深すぎ!!って思わなかったかな?と思いつつも、せめてこの歳になってからでも、自分の故郷を知ろうとしてヨカッタと思ったりもするのです。ってかなんで奈良なんだ…歴史が…深くて幅広すぎるじゃないか…。
最近ようやく、「奈良が好き」と言ってくださる方のお気持ちがわかってきたように思います。
自分の故郷を知っていくってなんだか、自分の元を辿るみたいで不思議な感じがしますね…。

いろいろ写真館入り口:「お水取り

追記:私としたことが、すっかり忘れていました!!
    奈良がお好きだと言って下さっている方のお一人に、さだまさしさんがいらっしゃいます。
    さださんは何度もこの「修二会」を見にいらっしゃっているほど。
    そして「修二会」という歌も作られました。もしよろしければ一度聞いてみてくださいネ。
    歌詞のみはこちら…「修二会
    曲をお聞きになるならこちら…「修二会」 
    (もしご覧になられるのでしたら、こちらのほうが「修二会」の映像もあるのでいいかもしれませんヨ。)


                ところで、あなたは…。

                        ~ゴン~
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by kawagonta_y | 2010-03-16 17:28 | いろいろ便り | Comments(4)
Commented by rockheartgarden at 2010-03-16 21:11
ゴンさん 途切れることなく続いてきた「修二会」なんですね。
男性的な「お松明」にはとてもおそれ多いものを感じます。
そのダイナミックさと侵し難い神仏への想い、、、
さだまさしさんの歌にもそんな想いが込められていますね。
Commented by kawagonta_y at 2010-03-16 23:25
ほんとに、圧巻でした…。もっと近くで見れたらよかったなぁ…なんて今頃思っています(^_^;)

そう、そうなんです!!さださんも歌ってらっしゃいます♪
rockheartgardenさんもあの歌をご存知なんですネ!!
そうだ、私、↑で載せるの忘れてますね☆
ありがとうございます!では、さっそく検索して追加で載せますネ(^o^)0
Commented by rockheartgarden at 2010-03-17 21:39
ゴンさん さださんのコンサートで、まほろばから修二会へと
曲繋がりが絶妙でした。
この曲はROCKですね!!背筋がびりびりしましたよ(^^)
Commented by kawagonta_y at 2010-03-18 00:00
まぁ!!コンサートも行かれたんですネ(^o^)/
まほろばもステキですが、私も修二会のギターが好きです♪
ほんと、ROCKですよね!!もうずっとコンサートに行ってませんが、テレビで演奏されると嬉しくて聞き入ってます(>_<)b