春一番は吹き終わったのですかね?

涙が流れたのは
あなたのせいじゃない

そう 春だから
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悲しくなったのは
あなたが去るからじゃない

そう 季節が変わったから

よく晴れた昼下がり
空は 淡い黄色の煙を帯びている
吹く風が 一瞬 
陽の匂いがした

手を振る あのとき
これから頑張るあなたを
悲しませたくなかった
ただ 最後まで
笑っていたかった
だから 後悔は ない

一人きり
暖かい陽に包まれながら
泣いているのは
あなたのためじゃない

そう 春が
眩しかっただけ

今は 
そういうことに しておこう。





   春ですネ…。ここ2,3日の暴風が嘘のように穏やかな今日。わが街もすっかり春模様。しかし、今年はビックリするくらい黄砂が多いですネ。昨日なんて普通に街が煙かった…。風が強かったというのもあると思うのですが。
そろそろ桜も咲き始めているようですネ。梅が終わったと思ったら、あっという間に桜です。その間にいつの間にやら桃も咲き終えています。いい天気だけれど、花粉と黄砂が怖くてお布団も干せず、またまた引きこもっている私ですが、皆さんはこの連休、楽しまれていますか?
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 数年、いや約10年ぶりくらいに君子蘭が咲きました。鉢の植え替えをしていなかったことや日当たりの問題などで、もうずっと咲いていませんでした。私は知らなかったのですが、それでも咲かせたいと母が頑張っていろいろやっていてくれたようです。そして見事、今年咲いてくれました。
 この君子蘭。蘭とついている割には見ての通り、蘭科ではなくて百合科だそうですよ。でも、私の好きなオレンジと葉っぱの緑のコントラスト、いいですネ。
  
  私が住む奈良県は、夏は驚くほど蒸し暑く、冬はこれでもかというくらい底冷えします。けれど、ありがたいかなそのそれぞれの季節をしっかりと味わうことが出来ます。きっと奈良県だけじゃなくて、その土地土地によって四季の感じ方は違うと思うのですが、それって嬉しいことなんですよネ。
 「豊かさのパラドックス」ということについて、本で読んだことがあります。
パラドックスとは逆説のことを指します。なのでこの場合、モノが豊かになるほど心が豊かさから遠ざかってしまうということ。例えばです、美味しいものをどんどん食べていくと、何かを食べても美味しいという感動が薄らいでいってしまうということ。つまり、いろんなものがあって、欲しい物がいつでも買えるという社会は本来なら幸せなはずなのに、便利になった今の社会は、豊かになった分だけ幸福感が薄らいでいるのではないかということ。
 この著者はもし、そのような状態にいるのなら、そんな「無感動」で「果てしない欲望」の世界から脱出したほうがいい。そしてその脱出する方法として2つ挙げられています。それは「自分に本当に必要なもの」と「原点」です。 c0185858_1453963.jpg
 一つ目の「本当に必要なもの」は自分にとってそれがどういった存在なのかということ。「感動を与えてくれる」のか「人と同じものが欲しい」だけなのか「競争のため」なのか「自信」か「見栄」だけなのか。どれだって間違いじゃない。けれど、でも本当に必要なのか、一度立ち止まって考えてみるということ。すると人生におけるさまざまな優先順位がハッキリしてくるとおっしゃっています。
 もう一つは「原点」に立ち返るということ。ついつい今の生活が当たり前になってしまっていて、どうも初心というものは忘れがちになってしまいます。例えば、家族と住んでいて帰ったらご飯が出来てなかったことに腹をたてたり、追われる仕事にイライラしたり。
 一人暮らしをしていたらご飯が出来ていないことは当たり前。誰かが作ってくれているのからあるということ。仕事にしたって、始めた頃は何も出来なくて、与えてもらえただけでも嬉しかったはず。そう思うと今が恵まれているなと思えるでしょう。と、仰っていました。
 よくよく考えてみると、今年も花がたくさん咲いたっていうのは、母が頑張って肥料をやったり水をやってくれていたから。それに応えるように花も咲いてくれている。そして母にとって花を愛でることがとても、大切なことだから。なにより、四季を感じられる日本にいるから、なんて言ったらちょっと飛躍しすぎかな。
それでも、当たり前だと思っていたことは、それを当たり前にしてくれている人やモノがいるとうこと。当たり前になる前はほんとに、とっても嬉しかったはず。なんて思っていたら、この花のように私はちゃんと嬉しさに応えているかしら、なんて思ったりもするのです。
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 不思議なくらい「春=別れの季節」となってしまいます。ま、異動が多いからなんですけどね。ありがたいかな、私の周りではほとんどありませんでした。季節関係なく仕事や学校を辞める人はいましたが、春だからいなくなるということはほとんど、ありませんでした。
 「悲しいことは美しいこと」だと、上で書いた著者が同じ本で言っていました。「悲しい」ということは「純粋にその事態の大きさや重さを想像できる優しさ」だそうです。例えば、誰かを思って泣くときはその人の痛みや辛さを想像して悲しいと思うから。けれど、「悲しみ」から逃れようとするから「憎しみ」や「苦しみ」が付いて来て「悲しみ=マイナスイメージ」となるそうです。だから、悲しいときはただ、それを受け入れて泣きたいだけ泣けばいいのだそうです。そうしたら、純粋な悲しみは時間と共に薄らいでいくそうです。そしたら、また前に進めるじゃないですか。だって春は、別れの季節だけれど、門出で始まりで出会いの季節でもあるのだから。

 今日の写真は、嬉しいあまり20枚近く撮ったのにどれもほぼ同じ構図だった君子蘭。選んでいてもどれがどの違いかなんてわからない。どうも好きな構図っていうものがあるようです。
 3枚目は、今年も咲いてくれたサンシュユの花。この写真を撮ったときは蕾でしたが、もう今は咲き終わってしまいました。これも父が頑張って植木の世話をしてくれているからこうして咲いてくれているんですよね。
 最後は、毎年満開の木瓜(ボケ)の花。植木屋さんが合わなくて、梅が咲かなくなったときもこの子だけは、数個の花しか付けなくても一生懸命毎年、咲いていました。今年は梅と同様、いっぱい咲いてくれています。

 冬が終わったと思ったら、あっという間に春も半分を過ぎてしまった感じ。
けれど、こうして季節を感じることの出来る場所や、時間、心のゆとりを今、持てることについつい忘れがちだけれど、感謝しなくちゃいけないんだなぁ…なんて、窓越しの桜草を見ながら思ったりもするのでした。
どうも、春なのに部屋に籠っているといろいろ考え過ぎちゃってよくないですネ…。
しかし、今日はいい天気だなぁ…。

 いろいろ写真館入り口:「わが家の花たち

                
                         ところで、あなたは…。
                              ~ゴン~
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by kawagonta_y | 2010-03-22 15:59 | いろいろ便り | Comments(4)
Commented by mifuri at 2010-03-22 18:56
こんにちは(*^_^*)

当たり前の事がいつも当たり前にあるって事、
本当は有難い事なんですよね~(^_^;)

私は、さっぱり勉強しない三姉妹にイライラした時は
夜中にこっそり赤ちゃんの頃のビデオを観ます。
で、元気に成長してくれただけで
幸せだって思い返して、自分を落ち着かせます(^_^;)

でも翌日にはまた言う事を聞かない娘達にイラッと
するんですよね~(-_-)親としての成長がないんですね★

ゴンちゃんのお家の花々を見て、我が家の放置された
庭をどうにかしなきゃと猛反省(>_<)
明日から雑草と格闘しますっ★
Commented by mamaten at 2010-03-23 00:49
君子蘭、早いですね~良いなぁ・・・うちはまだ蕾ですよ^^
10年も咲かないのに育てていたというだけで、すごいですね~。今年は見事なお花が付いてお母様の努力が報われましたね^^
我が家は金のなる木と君子蘭は殆ど手を掛けないのですが何故だか毎年咲いてくれます。何故かな~
(決して嫌味じゃないですよ~^^);)

木瓜の花も綺麗!!梅と桜の間で騒がれる事も無くしっかり春を告げるこの花は大好きです。綺麗に撮れてますよ~
Commented by kawagonta_y at 2010-03-24 12:00
mifuriさん☆
ほんと、ついつい忘れちゃうんですけどね…。
私は逆パターンなんですヨ☆
漢方のお薬貰いに病院に行って、両親と同じくらいの年代の患者さんを見たとき、「うちは両親とも元気なのってありがたいなぁ…。もっと何でもしてあげなきゃ」と思うのに、いざあれやってこれやってと言われると「自分でやればいいやん、めんどくさいなぁ…」なんて思ってしまいます。なんとまぁ、親不孝な娘(^_^;)

実は見えないですけど、我が家の庭も雑草が躍進中です(^_^;)
一昨日は、まだいい天気だったのでさっそく父が頑張ってくれていたのですが、これからの季節はきっとすぐに伸びちゃいますよね(>_<)m
Commented by kawagonta_y at 2010-03-24 12:10
mamatenさん☆
私はもう半分、諦めていたんです。咲かないけど、葉っぱが元気だったらいいかな…なんて思っていたんですけど、母はなんとか咲かせたいと思っていたようです。そういえばいつも日当たりのいいところを君子蘭が陣取っていたような…☆
母の努力に感謝、ですネ(^-^)
すごい!!毎年咲いてくれるんですネ(^o^)/
きっとmamatenさんと金のなる木と君子蘭の相性がよかったんですね♪我が家も来年また咲いてくれるかな?

ワ~イ!ありがとうございます(^o^)/
わが家の木瓜の花は、けっこう隅に追いやられていて存在がちょっと薄いんですが、それでも毎年、健気に咲いてくれます☆
なんだか花自体は、梅に似てますよね。でも白とかピンクっぽいのとかあってカワイイです♪