人気ブログランキング |

なかなか梅雨明け、しませんネ。

すべては 同じなのだ
c0185858_15311271.jpg
山深く佇むあの木と
忙しなく移ろう街頭テレビと
夢中になって遊ぶ幼子と
刻み込まれた感覚で空を読む老人と
未来を見失いかけた 僕と

同じ速度の 時を 刻む

だが きっと あの木には 
時の音など 聞こえないのだろう
きっと 街頭テレビは
自分が映し出すカラーなど 気にしないだろう
きっとその幼子には
時計すら 玩具になるのだろう
きっと その老人は
腕時計の文字盤を 
もうずっと 見ていないだろう

だって 彼らにはもう
意味のない ことだから
そう 意味のない ことなのだから

けれども僕は 今 
時間と 闘っている。






  最近は、そこそこ長い時間の局地的豪雨が多くなりました。2,3年前まではスコールのような突発的短時間の集中豪雨でした。空にも流行というものがあるんですかね?紀伊半島がやられて、九州北部が被害にあって、今度は京都方面に雲が移動したようです。被害に遭うのは、人間だけじゃないけれど、なんとかして被害を犠牲者を、最小限に留めたいですネ。こちら鹿児島市内は、そうそうに梅雨明けした奄美地方とは違い、まだ梅雨の最中。降ったり晴れたりなので、湿度も高くなっています。雨の被害だけでなく、食品衛生的にこの時期と初秋が一番、食中毒の危険性が高いので、気をつけて下さいネ。そんなことを言っていたら、冷蔵庫が満杯になってしまった私ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
 c0185858_15331981.jpg
 今日は前回、お話した福岡のお話。福岡県へは4度目の訪問、けれど最後に行ったのが友人の結婚式だからもう10年くらい前でしょうか。あの時は式場のホテルと駅を往復しただけですので、サッパリ覚えていませんが、新幹線開通以来、すっかりキレイになったそうです。確かに、キレイだった…。
 元来が根っからの田舎人の私は、あまり人が多すぎると、人波に酔ってしまう、というところがあります。それも、「慣れ」らしいんですけどね。直太朗さんのコンサートの翌日、午前中は駅ビルやショッピング街はとっても人が多かったので、街を散策することに。貰った地図を頼りに、気がつけばお寺や神社を目指して歩いていました。
 大きなビルやマンションが建つ中に、そこだけ時間が異なるように佇むお寺。いくつもあったのにすっかり名前を忘れて(って言うか、見てなかったかも)しまいましたが、素敵なお寺や神社がありました。なんですかね、田舎人だからか、それとも私だからですかね、きらびやかなショップも魅力的ですが、お寺…落ち着きます…。もちろん、食後は駅ビルでショッピング、だったんですけどネ。
 c0185858_15334971.jpg
  入ったお寺は、なんでも重要文化財らしいのですが、だ~れも人影はなし。フラフラと見ていたら、観光客と思しき年配の男性がいらっしゃっただけでした。でも、歩いていると気になる服装のおじさん、発見。法被を着てウロウロしています。この方の趣味なのか、それとも何かの売り出しなのか、店の制服なのか…と、考えていると、同じ格好の集団に遭遇。と、同時に電柱に「はかた山笠」と書かれたポスターが。どうやらお祭りのようです。しかもその日から。帰りの時間の関係で、見ることは出来なかったけれど、とっても有名なお祭りだそうです。かなり年配のおじ様から小さな小学生くらいの男の子まで、おそろいの法被を着て、やる気と嬉しさとで活気がとってもありましたヨ。

c0185858_15515168.jpg 今回の福岡へは、実は高速バスで行きました。新幹線なら1時間ちょっとなのですが、バスだと4時間くらい。けれど、往復の新幹線代とバス運賃プラス一泊代とあまり差が無かったのです。なので、夜行バス12時間を経験してきた私は、4時間ってどんなものだ?と言うことから、バスでゆっくり行ってきました。4時間って思いのほか…早かった…。新幹線だと鹿児島中央から新大阪に着く速さです。行きはすっかり寝入っていたのですが、帰りは前日のコンサートの余韻と、半日博多駅周辺をウロウロしたこともありずっと目が冴えていました。
 バスは、福岡の市内を抜けて南下する為、田園地帯、山間部を走っていきます。見慣れた田んぼ。だけど、ここは九州。田んぼの赴きすら、地元とはなんとなく異なりました。ちょうど、熊本県に入った辺りでしょか。山が高くなり、トンネルと山の間を走る道が続いていました。連日の雨のせいで、速度規制と山には霧なのか低い雲なのか。そんな山を見ていたら、先ほどまでいた都会と、この山の中にいる木の生きる時間の速度が、本当に同じなんだろうか、とふと思ったのでした。
 不思議なものです。世界中、どこにいても一秒の速さは、同じです。秒針も砂の落ちる速度も、皆、同じ。だけど、その密度は、異なる。密度の大きさに対して、良し悪しがあると言っているわけではありません。それらは、その密度が一番ベストだから動いているのでしょうし。世界中が便利になればなるほど、時間の密度って変わっていくんだな、と思ったのでした。ま、それも速さを求めなければ、関係ないことなんだろうけれど…。

c0185858_15362522.jpg 今日の写真は、博多駅周辺で訪れたお寺の写真。見事な枯山水でしょ!!写真の腕前がイマイチだからアレなんですけど、ほんとにキレイだった…。で、何軒が見て、面白い!って思ったのが塀。こんなオシャレな塀を初めて見ました。いろんな瓦が埋め込まれています。3枚目が法被姿の男衆が、向かっていた「櫛田神社」とっても歴史あるお祭りだそうです。次の写真がそのお祭りの山車。福岡にも「祇園」ってあるんですネ。5枚目が最後に立ち寄ったお寺で見かけた睡蓮。キレイな咲き具合と、この涼しげな感じに惹かれました…。最後は都会の真ん中に塔と巨木。遠くからでも目立ちますね。
 c0185858_15351115.jpg
  奈良県は意外に、せっかちの方が多いのです。大阪のベッドタウンだからってこともあるようですが。私の両親も例に漏れず、大阪出身。なので、初めて鹿児島に来たとき、道行く人の歩く速度に、戸惑いを感じました。気がつけばごぼう抜き。今でこそあまりしないように心掛けているのが、急いでもいないのにエスカレーターを昇ってしまうこと。必ずしも皆さんがそうという訳ではないのですが。けれど、その土地によっても、時間の流れが、異なるってことを体感したのでした。
 それぞれに時間の密度を持ち、その流れの中で生きているのだけれど。人間ってのは、その状況、その場所によってその密度が異なってきます。福岡で過ごした私の時間の密度は、鹿児島に戻ればまた、どこかしら追われるような時間の密度に変わります。そう思ったとき、なんだか「時間」って面白いなぁ、と薄い雲を纏った山の木々を見つめながら、改めて思ったのでした。


                           ところで、あなたは…。

                             ~ゴン~
by kawagonta_y | 2012-07-15 16:10 | いろいろ便り | Comments(0)