少しずつ春めいてきましたね。

私は 春を秘めているc0185858_1313694.jpg

まだ見ぬ空への
ほのかな想いを 胸に抱き
目覚めた あの日から

一番輝けるときを
私は 知っている。









 少し前は「暖かい気がする。」なんて話しておりましたが、撤回。寒い…いや、これが普通なのかもしれませんが。でも、やっぱり去年より寒い気がします…。
私の周囲ではインフルエンザの流行も落ち着いてまいりましが、皆さんはいかがでしょうか。

「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」
これは松尾芭蕉の弟子、服部嵐雪の句だそうです。

 近頃NHK、特にEテレにはまってます。面白いです。NHKなので、「こんなことも?」と言えることも全力でします。ちょっとマニアックなところもあるけれど、暗いニュースが多い中、私はなんだか明るい未来を感じます。

 少し前に「100de名著」という番組で岡倉天心の「茶の本」という本が紹介されていました。それは、明治時代に茶の文化を通して日本の伝統文化や精神を、海外向けに英語で書かれたものです。そこには、日本人としてのアイデンティティーのひとつが、描かれている気がしました。
たとえばそうですね、墨絵や句のように多くを描かなくとも、そこにあるはずの何かを感じ取る心とか、自然のそのままの姿を「美」とし共生すること、などなど。
そこで、先ほどの服部嵐雪の句。これは番組内で話されたことですが、明確な暖かさは詠っていないのに、たったこの17文字で温度も景色も伝わってきませんか?

 c0185858_148108.jpg久しぶりに散歩をしました。川のほとりには、今年もキレイに花が育てられていました。花を見ていて、ふと思ったのです。花を見て季節を感じるのなら、蕾はその季節を秘めているんだな、と。
植物はヒトがいてもいなくても、季節を感じその一生を全うします。それって凄いことですね。もしかしたら自然を大切にしなくてはならないのは、自然の為ではなく自分たちの為なのかもしれませんね。特に私は田舎生まれの田舎育ち。やはり水と土と緑の匂いは、心がとても落ち着くのです。

 私は、海外で暮らしたこともなければ、外国の友人もいません。もちろん、海外の文化や思想について詳しくありません。なので、海外と日本の美的感覚の差を感じたことが、あまりありません。だから、床の間の大黒柱が角材ではなく木のカタチをしていても不思議には思わないし、規則性なくちりばめられた飛び石を美しいとも思います。もちろん咲いていた姿のまま生けられた一輪挿しも。けれどそれらが「日本的美意識」なんだと、番組を見ていて改めて知ったのでした。

 今回、番組を通じて、いつもの暮らしの中で「美しい」と感じた感覚のひとつに「日本的美意識」があったこと知り、私もしっかりと日本人としてのDNAを受け継いでいるんだな、と思ったのでした。そして、そのことに誇りと喜びを感じたのでした。それは、今、世界中で「クールジャパン」といって日本の文化が注目を浴びているから、ではなくて、ただ一人の日本人として、のこと。きっと、大人になってようやく芽生えた郷土愛、なのかもしれませんね。はてさて、私の「日本的美意識」が高いかどうかは別問題ですが。
さて「茶の本」いつか読んでみたいですね、できれば日本語で…。


        ところで、あなたは…。
           ~ゴン~
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by kawagonta_y | 2015-02-21 01:45 | いろいろ便り | Comments(0)