それぞれの70年。

c0185858_14222142.jpgおかえり

今も どこかで眠る
愛しいあなたへ

 「時を経て
  深い記憶の 水底の
  君が還る 碧き故郷」








 きっと「節目だから、思い出す」のでは、いけないのでしょう。
いつも誰かが誰かに、語り継がなくてはいけないのかもしれません。
いつかそれは、昔話になるのでしょう。
それでも名前のない花がないように、名前のない人などいないのですから、ひとつひとつの命が存在したことを、忘れてはならないのです。それがどんなに残酷で、不都合な真実であったとしても、です。
それは今を生きる私たちができる、未来に対する誠意なのかもしれません。その「未来」とは、遠く遥か先のことではなくて、自分たちの子供が大人になるその時のこと。

 今も世界各地に、戦争によって故郷から遠く離れた地や海中で眠る方が、国籍を問わず数えきれないほどいらっしゃいます。歳月がかかり過ぎたことや、国際事情から年々、遺骨の収集が難しくなってきているそうです。

 戦争で攻められた人だけでなく、攻めた人にも家族や大切な人がいたでしょう。たとえ生きて帰られたとしても、心に傷を負ったはず。私は、戦争や紛争で死を持って英雄になることを、家族や大切な人たちは願っていないと思っています。それは私が、自分の考えを持ち、自由に発言できる平和な世の中に生まれ生きているからかもしれません。だからこそ、思うのです。そんなことよりも、生きて自分の愛する人の笑顔を護ることが一番の幸せであってほしい、と。

 故郷を想いながら、大切な人の為に戦った人々の魂が、土に還るとともに故郷へその人を待つ方の元へ、帰れますように…。


                   ところで、あなたは…。
                       ~ゴン~
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by kawagonta_y | 2015-08-09 14:37 | いろいろ便り | Comments(0)