人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今年は寒い冬になりそうですね。

いまはただ 
あなたに出逢えたことが
幸せだったと思える
今年は寒い冬になりそうですね。_c0185858_14591677.jpg
季節が巡るように
心は おぼろげに移ろい

服を着替えるように
世界は 景色を変えてゆく

人は みな
愛されたがっている
最期の彼の声は 穏やかだった

苦難の前の自分に 戻れたとしても
また喜んでその苦難を 受入れよう
微笑む彼の目は 透き通っていた

そうね いまなら
その言葉たちは 優しく
私の心に とけ込んでゆく

私なら 大丈夫
あなたが いつもそばに居なくても
私は 生きていける

あなたが 私の中で
ちゃんと 生きているから
もう 独りではないことを
私は 知っているから。









 今年は地震や災害が多いですね。少し前に実家の奈良で、そして先日の福島の地震。いつどこで次の地震が起きてもおかしくない、そんなふうにさえ思ってしまいますね。どうかこのまま、これ以上地震が起きませんように。

 私の母は、文学少女でした。ですので、我が家には母が集めた世界文学全集がありました。母の願いは子供たちが自分と同じようにその本たちを愛読してくれることだったようです。しかし兄や姉は読書が好きだったのですが、誰一人その本たちを読むことなく、彼らは私の母校に寄贈されていったのでした。幼い頃、その本たちの帯がキレイで、読みもしないのに本棚の前に座り眺めていたのを覚えています。だから読んだことがないのに、タイトルと作者だけは知っているのです。今思えば、本たちには可哀そうなことをしてしまいました。
 10月の初めごろからだったでしょうか。日曜の夜NHKでトルストイの「戦争と平和」がドラマとして放映していました。ロシアを舞台にした作品ですが、聞きなれない名前と伯爵などの位に、慣れるまで誰が誰なのか混乱していました。少し前に最終回を迎え、三人の登場人物の恋模様だけだと思っていたのに、ここが!と上手くお伝えできないのだけれど、とても心打たれ考えさせられる作品でした。長編は苦手だけれど、いつか読んでみたいですね。長く愛される作品と言うのは、一過性の何かではなく、おそらく普遍的なものを孕んでいるからこそ、どの時代を生きる人の心にも響くのでしょうね。それはわざとらしく主張するのではなく、ごく自然にいつのまにか存在するので、天邪鬼な私でもすんなりと受け止められたのかもしれません。

 今年は寒い冬になりそうですね。_c0185858_1520021.jpg11月は私の生まれ月ですが、11月は苦手です。嬉しいことと大変なことが、いつも一緒に沢山やってくるから。嬉しかったのは直太朗さんや中さんが来鹿されたので会いに行けましたし、三姉妹ちゃんたちの唄も聴きに行けました。でも、それと同じくらい仕事やプライベートでなんやかんやあって、やっぱり疲れ果ててしまいました。生まれ月は、生れた喜びと苦しみと、出逢う喜びと別れの切なさを改めて感じる月なのかもしれませんね…。ここ数か月、ずっとこんな感じのような気もするけれど…。
 歳を重ねれば、季節が巡るように人の心は変わっていくし、服を着替えるように人との繋がりも変わっていきます。それは自然なことだけれど、それでも、出逢えて良かったと思える人たちがいることを幸せに思い、大切にしていきたいなぁと、しみじみ思うのです。遠く離れていても、毎日、話をしなくても、みんな私の中できちんと息づいているし、見えない何かで私を支えてくれています。以前にもお話したように、出逢いとはとても奇跡的な事だと思っています。出逢いたいと思っても出逢えるわけではないですからね。その中で繋がりが今も少なからずあり、さらに出逢えて良かったと思えるなんて、本当に多くあることではありません。きっとそれだけで私たちは幸せなのかもしれませんね。そう「人生は出逢いで出来てる」なんて言っても過言ではないかもしれません。願わくば、私も大切な人たちの中で「出逢えてよかった」と思って頂けていることを祈っていますが…。



           ところで、あなたは。
              ~ゴン~
by kawagonta_y | 2016-11-27 15:27 | いろいろ便り | Comments(0)