今年ももうあと少し…。

留守電話の あなたの声を
何度も 何度も聴いている
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あなたのいない日々にも 慣れてきたし
あなたの笑顔だって もう
いつでも 思い出せるのだけれど

あなたの声だけは
すぐに 空気に溶けてしまうから

ふいに 恋しくなって
たった15秒の あなたがいる世界へ

できることなら いつまでも 
あなたの声に 触れていたい。








今年ももうあと少しで終わりですね。
私は流行に乗ってウィルス性の胃腸炎にかかってしまいましたが、皆さんはお元気でしょうか。

 今年は申年(さるどし)。その名の通り別れの多い年でした。もちろん別れがあれば出逢いもあるのだけれど、その出逢いだけではカバーできないくらい、別れが多かったように思います。大丈夫、去られた方はみなさんご健在ですヨ。

 誰かを思い出すとき、きっと何から思い出すかは、人それぞれかもしれません。そして、何でその人を一番近く感じるかも、人それぞれなのかもしれませんネ。
 私は、いつも思うのです。その人の声だけは思い出したくても、どんどん忘れてしまうと。そう感じたのは祖父が他界してからですから、もう随分と昔になります。
 その人の文字や癖、笑顔だとかは、写真や何かしらで残るのですが、声は聴きなれていたはずなのに、どんどん自分の作り出した記憶に作り替えられてしまって、本当の声を思い出せなくなっていきます。レコーダーやビデオだとか録音・録画機器が発達したこのご時世では、あまりピンとこないことかもしれませんね。けれど、写真や愛用品を見ると「声、聴きたいなぁ」と思ってしまうのです。どうやら私は、写真やモノよりも「声」でその人をより近く感じるのかもしれませんね。ちなみに鹿児島に引っ越ししたばかりの頃の母からの「元気ですか」の留守電が、今でも消せないでいる私です。もちろん母は元気ですけどネ。

 先日、私が学生の頃から好きなアーティストさんと親交の深い歌手、元L‐Rの黒沢健一さんが脳腫瘍の為、お亡くなりになりました。そのアーティストさんと出されたCDを聴きながら、彼はこの先ずっと、この音源の中では元気なままで生き続けているのだと思うと、なんだか涙が止まらなかったのです。彼だけじゃないですよ、ジョンレノンだって、マイケルジャクソンだって、美空ひばりさんだって、みんなそう。そう思うと、何かを遺すってことはすごいことですね。それが観れたり聴くことができる環境があれば、その中でその人は、生き続けることができるんですね。さて、私はいったい何を遺せるだろう。

 今年の締めくくりに、えらく湿っぽい話になってしまいましたね、すみません。総じて思うのは、誰でも明日は絶対来るという訳ではない、いつか別れは必ずくるのだから、そのひとつひとつ、そのひと時ひと時を大切に味わい噛みしめながら、出来るだけ心残りのないように生きなきゃな、という事でした。さて、そういう訳で後回しになっていた年賀状、そろそろ書いてしまおう。
 それでは、どうか来年も私と私の大切な人たちと、そして皆様にとってよい年を過ごせますように。


             ところで、あなたは…。
                 ~ゴン~
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by kawagonta_y | 2016-12-24 17:46 | いろいろ便り | Comments(0)